愛知県 matsusige さんのおいしいお話 (2008.10.21)
食品スーパーで働いてた時の、朝礼でのお話です。
「例えば、一生分の栄養がとれる錠剤が開発されました。この錠剤を販売するとしたら、いくらだったら売れるだろうか?」
と、問いかけがありました。
少しの間の沈黙があり、いろんな金額が答えとして出ましたが
金額はいくらであっても、さほど売れないのではないかというのが店長の答えでした。
一生分の食費がどれだけ安くなっても、食べる楽しみをなくして過ごす人生ではあまりにも味気ないのではないか、その錠剤を買うという判断をできる人は少ないのではないかということです。
職を離れ、食事を作り家族と食べることが中心になった今では、この例え話を振り返って考えることも多くなりました。
一生分の食事という極端な話ではありますが、1日3回の食事の積み重ねが一生の食事。
どうしても時間がないから、便利だから、安いから、様々な理由で手軽に済ましてしまうこともありますが、1回1回の食事を楽しく過ごせるように、大切な家族の食事を作りつづけたいと思います。
そして、いつか子ども達が大きくなったらこの例え話をしてみようかな、なんて考えています。
matsusigeさん、投稿ありがとうございます。食事って栄養の補給だけでなく、食べる楽しみも同じくらい大きいですよね。この例え話は、食べる楽しみの大きさを感じさせられます。食べるだけでなく、食べる楽しみを大切にしたいですよね。