三重県 七夕 さんのおいしいお話 (2009.06.29)
私が小学校の高学年の頃、母が病気で寝込んでしまいました。
料理が好きだった私は、張り切って夕食づくりに取り組みました。
その日のメニューは「とんかつ」。
でも油を使うのはその日が始めてで、油の温度もわからずに揚げ始めた私。案の定、真っ黒で中も生で・・・。
半泣きで食卓に出したら、父と兄はだまって火の通ったところを食べてくれました。
二人とも気を使ってくれたのでしょう。 それ以来、とんかつを揚げるとその時のことを思い出します。
今ではきれいに揚げる事が出来るようになりましたが、あの真っ黒いとんかつを食べてくれた、父と兄には感謝しています。
七夕さん、投稿ありがとうございます。味よりも、こどもながらに一生懸命つくってくれたとんかつに、お父さんもお兄さんもきっと嬉しかったでしょうね。やっぱり、料理は愛情。つくり手の思いって、大事ですね。