三重県 HIGA-P さんのおいしいお話 (2009.08.31)
『塩にぎり作ったろか』
これは、ボクの母が昔からよく言ってた言葉です。
あっ、オカンは元気ですよ(笑)。今年62歳になりました。
学生時代の夜食はもちろん、土曜日の昼ご飯にもよく出た『塩にぎり』
そう、おにぎりの具無し。
手のひらに塩を付けて、そのまま白米をにぎり焼き海苔を巻いただけの至ってシンプルな食事。
ボクが育ち盛りの頃は、こんな『具無し』では空腹を満たせず、カップ麺を食べたりしてました。
『塩にぎりが一番美味しい』が母の口癖。
そうは思えなかったボク。
ボクは、この塩にぎりを、ふと思い出して『この圧力炊飯器で炊いたご飯で塩にぎり作ってみたい』って思いました。
指先にちょいと付けただけの塩で、手のひらの中のご飯がみるみるうちに魅力的な形の『おにぎり』に変わってく。
出来た。 一口食べてみる。
あの頃よりテクノロジーも進歩して『炊きたて』が美味しくなったやろし、味覚も大人になったのか、とても美味しかった。
おにぎりには人を幸せにする力があります。和ませる力があります。
もう一度、『塩にぎり』のありがたみをみんなで分かち合えたら良いな~と思います。
HIGA-Pさん、いつも投稿ありがとうございます。おにぎりはコンビニでも売っている時代になりましたが、手づくりのおにぎりは何か特別な食べ物のような気がします。簡単につくれはしますが、手のひらでにぎって作るということに、人を和ませる力があるのかもしれませんね。