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ナチュラルフードなおいしい話

秋刀魚の思い出

千葉県  スマイル  さんのおいしいお話  (2011.09.17)

暑くなってくると食べたくなるのが、秋刀魚です。

私は学生のとき親許を離れ上京し、地方出身の学生たちが集まる寮に入れていただきました。寮生活をふりかえると秋刀魚にまつわるせつなく、おかしな思い出がよみがえります。

事件が起こったのは先輩の部屋の窓からです。

夏休みが済んで新学期が始まり、図書館から寮に戻ってきた時です。
けたたましい火災報知器の音が鳴り響き、中にいた寮生はみな驚いて外に飛び出してきました。

窓からは煙、煙。じきに消防車もサイレンとともに到着しました。
消防車を見て観念したひとりの先輩がおいしそうに焼けた秋刀魚を皿にのせ、しずしずと部屋からでてきました。

同僚の私たちも、秋刀魚ごときで来ていただいた消防士の方々に申し訳なくバツの悪い思いがしましたものです。

消防士の方たちに先輩と私たちは、部屋の中では秋刀魚を絶対に調理をしないよう、注意されました。

先輩は秋刀魚が食べたかった。
私たちも秋刀魚が食べたい。

新入生同士、トースターをつかい煙を出さずに秋刀魚を焼いてこっそり食べる、という計画を幾度となく練り直し、議論しましたが、消防車に出動していただいたバツの悪さを思い出して、実行できませんでした。

「たかが秋刀魚、されど秋刀魚」で秋口の秋刀魚のおいしさの偉大さをしみじみ感じる思い出です。

美味しいお話の投稿、ありがとうございました。 スマイルさん、投稿ありがとうございます。秋刀魚をきっかけに起こった事件(?)、面白いですね。秋刀魚を焼くたびに思い出しそうです。

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