東京都 nish さんのおいしいお話 (2012.07.04)
三重から東京に出てきて、10年。
ここ東京には全国各地からいろんな食材が集まってくるし、それらを美味しく料理して提供してくれるお店はたくさんあります。
上京当初は、そのような料理の目新しさに惹かれたところもあったけど、しばらくするとなにかしらの物足りなさを感じるようになりました。それは田舎暮らしでは当たり前だった"旬のモノを、獲れたてで食べる"ことでした。
それぞれの食材が一番美味しい時期に、自分で収穫してきて、その日のうちに食卓に上がる。その時その場所にいないと体験できない、そんな贅沢ができるのは、自然豊かな地方で暮らす人々の特権だということに、田舎を離れたからこそ気づくことができました。
地産地消は近年いろんなカタチで推奨されているけど、伝えるべきなのは農業の活性化とか食糧自給率とかの難しい話ではなく、『獲れたてをその場で食べるのが一番美味い』と言うことではないでしょうか。
そうやって "地産地消は最高の贅沢" だということが、もっと広まっていけばいいなと思います。
nishさん、ステキなお話ありがとうございます。物流が発達して、各地の食べ物が好きなときに食べられるようになってきました。
とはいえ、旬の食材を獲れたてですぐ頂く。これ以上の贅沢はないと思いますし、なにかお金をかけてつくった贅沢というわけでもないんですよね。