神奈川県 菅原 投稿者 さんのおいしいお話 (2008.05.23)
出身が伊勢の祖母が、私に離乳食として、お茶に入れてやわらかくしてよく与えてくれたのが田舎あられだったそうです。
幼少時、伊勢の親戚から送ってもらっていたという餅の状態のあられを、火鉢で炭をおこして、専用のざるで煎ってあつあつを食べたものです。
普段食べているお煎餅と違って素朴ですが、食べる手が止まらなかった事を思い出します。今になっても時折ふと食べたくなる田舎あられ。
子供の頃味わった「おいしい」と思う気持ちは、大人になっても変わらないものなのですね。母となり娘二人に恵まれ、お茶の間で一緒に「おいしいね」と味わうあられ。祖母からひ孫まで、ずっと続いています。
P.S 田舎あられには、私自身に特別な思い入れがあり、この素朴なお米本来の本当のおいしさを、より多くの人に知ってもらいたいと書いてみました。